teratotera

「人と人、街と街とをアートでつなぐ」 中央線沿線地域で展開するアートプロジェクト

TERATOTERA祭り2011 -post-
インフォメーションセンター・街歩きツアー・
ワークショップ

ワークショップ

「TERATOTERA 祭り」のインフォメーションを、アトレ吉祥寺店の地下1階にある「ゆらぎの広場」に設置。未来美術家の遠藤一郎が、自らの被災地での活動を写真と文章で紹介する作品も同じ場所で展示された。
「ゆらぎの広場」では遠藤一郎による凧作りのワークショップ、コピス吉祥寺では齋藤雄介による子供を対象にしたワークショップを行い、アーティストの視点から吉祥寺の魅力を発見する「街歩きツアー」も行われた。

09_Info+WS_01 - コピー
《インフォメーションセンター》
10月20日〜30日 アトレ吉祥寺[B1 ゆらぎの広場]

今回のプロジェクトの「扉」であり「窓」であるインフォメーションセンターが「アトレ吉祥寺」に設置された。街歩きを楽しむ人々にいかにアートにふれてもらえるか、アートが存在する「new 吉祥寺」を認識してもらえるかという大切な役割を担っていた。同じ場所に、未来美術家・遠藤一郎が福島からのゲストとともに「ゆらぎの広場」で制作し井の頭公園で揚げた連凧が展示されたことで、福島や東日本大震災への想いを少しは届けられたのではないか。
また、今回作成した防災情報付き「街歩きマップ」は好評だった。アートプロジェクトが街にとって一定の貢献をしたといえるだろう。

 

09_Info+WS_02 - コピー

09_Info+WS_03 - コピー
パウロ野中、DJぷりぷり 《街歩きツアー「酒とお惣菜」「コーヒーとパン」》
10月22日、28日 中道通り・昭和通り・大正通り・西エリア

アーティストと吉祥寺のまちなかを散歩する「吉祥寺ツアー」。このツアーの先頭に立つのは、浅草橋天才算数塾の占い師パウロ野中とDJぷりぷりだ。会期中2回開催され、1回目(10月22日)は「酒とお惣菜」、2回目(10月28日)は「コーヒーとパン」をそれぞれテーマに吉祥寺のまちを歩いた。
2回目のツアーに同行した。参加者はアーティストを含め全部で10人。散歩したのは、中道通り、昭和通り、大正通りと3本の大きな通りがある西エリア。碁盤の目のようなまちを行ったり来たり、お目当てのコーヒーとパンを買いに行く。自家焙煎のコーヒーを注文し、人気のパン屋さんでパン選び。そして、一行は井の頭公園へ向かう。パウロさんが入れたコーヒーを片手に、秋空の下、パンをつまみながら楽しくおしゃべり。アーティストの不思議な視点から吉祥寺のまちを散策し、参加者に新たな発見と出会いをもたらした。

 

09_Info+WS_06 - コピー

09_Info+WS_04 - コピー
遠藤一郎 《凧揚げワークショップ「未来龍東京大空凧」》
10月22日 アトレ吉祥寺[B1 ゆらぎの広場]・井の頭恩賜公園[西園グランド]

遠藤一郎による「未来龍東京大空凧」のワークショップが10月22日に行われた。これは特別企画「TOKYO-FUKUSHIMA!」の一環。遠藤のマイクロバス「未来へ号」で福島から訪れた約30人の参加者を中心に、凧にメッセージを描き、それをつなげた連凧を制作した。
当初は井の頭公園西園グランドで凧の制作から凧揚げまで行われる予定だった。しかし、当日は朝から大粒の雨。会場を急遽「ゆらぎの広場」に変更し、凧を制作した。通りがかった人なども参加し約70枚の凧ができあがった。
凧の制作が終わったころ、雨が上がったので井の頭公園へ移動し、凧揚げを実施した。参加者が協力して、1メートル間隔でつなげていき、全長約70メートルの連凧が完成。それを遠藤が助走して挙げると、まるで解き放たれた龍が大空を泳いでいるかのようだった。自分たちの想いを乗せて空を舞う凧を、参加者全員が誇らしげな顔で見上げる。そんな、ホッコリするワークショップだった。

 

09_Info+WS_07 - コピー

09_Info+WS_10 - コピー
齋藤雄介 《子供ワークショップ「日常アニマルズ!」》
10月22日 コピス吉祥寺

コピス吉祥寺に作品展示した齋藤雄介による子供ワークショップ「日常アニマルズ!」が10月22日に開かれた。既製品を利用する齋藤の手法を手がかりに、参加者はマグカップ、フォーク、洗濯バサミなどの日用品の中から好きなものを選び、それらを組み合わせ、フェルトペンやシールなどで装飾を加えて動物を制作する。日常意識している物の用途・形状から離れ、物の持つ別の側面の発見を目的の一つとした。会場はコピス吉祥寺4階のショッピングフロアの一角。2〜12歳の子供たち13人が参加した。子供たちは漏斗をゾウの鼻に、モップをライオンのたてがみに見立てるなどして、それぞれ自発的に制作していた。また、親子で考え意見を交わし、一緒になって制作している姿も印象的だった。
制作前のレクチャーであえて見本を提示しなかったためか、子供たちの作品はコアラやクマのような動物らしい動物もあれば、妖怪やロボットのような未知の「動物」もあり、十人十色の作品が完成した。子供たちの驚きや笑顔があふれるワークショップとなった。

開催概要

日程:2011年10月20日(木)〜30日(日)
会場:アトレ吉祥寺[B1 ゆらぎの広場]、コピス吉祥寺、井の頭恩賜公園、中道通り・昭和通り・大正通り・西エリア
参加アーティスト:パウロ野中、DJぷりぷり、遠藤一郎、齋藤雄介

TERACCO募集

TERATOTERAの活動をサポートするボランティアスタッフ「TERACCO(テラッコ)」を随時募集しています。
アーティストの制作補助やインベントの当日運営に関わってみませんか?
年齢性別は、不問。お気軽にご参加ください。

ご応募はこちら