teratotera

「人と人、街と街とをアートでつなぐ」 中央線沿線地域で展開するアートプロジェクト

TERATOTERA 祭り2015 -Sprout- プレイベント

 秋晴れのさわやかな陽気の下、11月下旬に三鷹で行われるTERATOTERA祭りのプレイベントを行いました。会場は、三鷹駅北口の三井住友銀行の駐車場。この日は、三鷹北口商店会のお祭りで、近くを子供神輿が通るなど、にぎやかな雰囲気の中、会場では、過去のTERATOTERA祭りの映像や、記録冊子を展示するブースを設け、チラシを配布しました。また、11月の祭りに参加する作家を含む4組の若手アーティストによる、来場者参加型のアート作品が会場いっぱいに並び、ワークショップや、パフォーマンスが繰り広げられました。 (千葉佐奈子)

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田中義樹《 一富士、三鷹、パンまつり 》
 会場に大きく展開された富士山、樹海、富士五湖・・・。田中義樹さんによるアート作品「一富士、三鷹、パンまつり」はひときわ存在感を放っていました。通りがかったちびっ子たちも富士山と樹海に散りばめられたアートに興味津々。富士山の四方に置かれたテーブルにはパンが置いてあります。それを食べる際は誰とも口をきいてはいけないというルールでした。晴れた休日の昼下がり、富士山を眺めながら強制的に独りでパンを食べる行為に、老若男女問わず顔はどんどん無表情になり、そこはかとない孤立感が漂います。「みんなで楽しむ」ハイキングやお祭りといったものを逆手にとらえたテーマ作品でした。(飯田光尚)

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うらあやか《 「野良イネを探して。」 》
 「野良」(雑草や野良犬など、人の手で育てられていない、管理されていないもの)を探して、アーティストがふるまうご飯をいただきながら「野良」について語るという体験型のアート。子供から大人まで様々な年代の方に参加していただきました。「野良」を探すという体験を通し、普段目を向けないようなところに注目することで新しい発見があり、また、何が「野良」に当てはまるかを参加者同士で話し合うことで、自分にはない視点にも触れることができるなど、様々な収穫のある体験ができたようです。(志賀祥子)

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野口竜平《 タイヤ祭り 》
 野口竜平さんはパフォーマンス作品《タイヤ祭り》で、三鷹の街にトリックを仕掛けました。架空のタイヤ販売会社による広報イベント「タイヤ祭り」のチラシを作成し、秋祭り中の街で配布しました。チラシを受け取った人たちは「TERATOTERA 祭りプレイベント」の会場へ足を運びます。会場では、受付窓口に見立てたパラソルの下で、野口さんを中心としたパフォーマーたちが「タイヤ祭りやってます」と笑顔で対応。来場者のひとりが、紐でくくられたタイヤを引っ張って会場内を練り歩くと、他の人たちも次々と参加。作家にとっても予想外の展開になりました。(遠山尚江)

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パンク侍(パンケキ侍)
 野口竜平さん率いるアーティスト集団パンク侍(パンケキ侍)は、荒々しくも儚い侍の一生に見立てたパフォーマンスを見せてくれました。先端から紐の垂れ下がった竹を支えた野口さんが、周囲の観客に紐を渡していきます。放射状に伸びた紐が竹を不安定に立たせ、舞台ができました。討ち合う剣士。優雅に舞う踊り子。
登場人物を銃で撃つ侍。地面を這う謎の生き物。撃たれた女がぎこちなく奏でるカノンが響く中、侍は一人、放射状に伸びていた紐をハサミで切っていきます。自分の頭を銃で撃ち抜いた侍が倒れ、舞台は幕を閉じました。セリフの一切ない演劇のようなパフォーマンスに、観客は目を見張るのでした。(後藤響子)

開催概要

日時:2015 年9 月20 日(日)11:00 ~ 17:00
会場:三井住友銀行 三鷹支店 駐車場(東京都武蔵野市中町1-1- 6)
参加アーティスト: うらあやか、田中義樹、パンク侍(パンケキ侍)、野口竜平

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