『TERATOTERA祭り2012』は、JR中央線の高円寺・吉祥寺間の各駅周辺をリレー形式で移動しながら開催する大規模な展覧会です。その開幕を飾ったのが9月17日に高円寺で行った「オープニングスペシャルライブ!!!」。
次いで、22日から9日間、阿佐ヶ谷の屋外プールを会場に現代アートの作品展示プロジェクト「What happened on the pool?」を実施しました。
ライブの舞台は「座・高円寺」内のカフェ「アンリ・ファーブル」。特定のジャンルに収まらない「core of bells」がどんなパフォーマンス繰り広げるのか。集まった観客は期待に胸を膨らませていました。
ステージはいたってシンプル。カフェのテーブルの間にドラムセットがあるだけ。ぱっと見た限りでは普段のカフェとあまり変わりがありません。
19時の開演とともに始まったのは、メンバー5人による井戸端会議のようなトークです。話題は2003年の結成当時からその後の活動など。あっけにとられていた観客も、いつの間にか「core of bells」の空気に溶け込んでいきます。彼らの日常をのぞきみるようなトークに時おり笑い声もあがり、いたって和やかな雰囲気です。
そんななか、突如鳴り響く爆音。メンバーの一人ひとりから絞りだされるような音でカフェは一挙に、非日常に塗り替えられていくようでした。ところが音にのめりこみ始めた瞬間、演奏はピタッと止み、再びトーク。トーク、演奏、トーク、演奏……。カフェは次第に「core of bells」色に染まっていきます。そして、演奏が最高潮に達したところで、終焉へ。再現不能な、あっという間の2時間でした。(東晶子)
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