JR中央線沿線上で様々なアートイベントを展開するTERATOTERAが、異色の組み合わせによる、暮らしの中にあるアート/表現についてのトークセッション「暮らすアート」を開催します。ゲストには、ホームレス生活をしながら、貧困や労働、社会的排除、女性の自立等様々な社会問題に向き合い表現活動や執筆活動をするいちむらみさこさん、専門の芸術教育を受けていない人の作品である「アール・ブリュット」の研究と、障害や多様な背景をもつ人々が関わりながらつくっていくアートプロジェクトを展開するキュレーターの奥山理子さん、アーティストの作品をワンピースとタイツに落とし込み、より身近なものにするファッションブランド「ワンピースとタイツ」を展開する米田年範さんの三名をお招きします。分野の垣根を超え、それぞれの考えるアートについてお話を伺います。
いちむらみさこ
2003年から東京の公園のブルーテント村に住み始め、同じテント村住人の小川てつオと一緒に物々交換カフェ・エノアールと絵を描く会を開いている。2007年にホームレスの女性たちのグループ「ノラ」を立ちあげる。国内外で、資本主義の問題や反ジェントリフィケーション、フェミニズムなどに関連する発表を行っている。 現在、反オリンピックの活動を展開中。著書に「Dear キクチさん、ブルーテント村とチョコレート」(キョートット出版、2006年)。
奥山理子
1986年生まれ。母の障害者支援施設みずのき施設長就任に伴い、12歳よりしばしば休日をみずのきで過ごす。2007年以降の法人主催のアートプロジェクトや、みずのきの農園活動にボランティアで従事した後、2012年みずのき美術館の立ち上げに携わり、現在企画運営を担う。
企画、制作した主な展覧会に「ayubune 舟を作る」(2014年)、「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」(2014-2015年)、「共生の芸術展 『DOOR』」(京都府委託事業、2014年、2015年)、「みんなのアート -それぞれのらしさ-」(岐阜市委託事業、2015年、2016年)など。2015年より、東京オリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムの展開に向けた東京都のモデル事業「TURN」のコーディネーターを務める。
米田年範
米田年範
1981年北海道生まれ。
武蔵野美術大学建築学科卒業、文化ファッション大学院大学修了。
2012年、アーティストとの展示をきっかけに、アーティストの作品をより身近なものにする事をコンセプトとして、ワンピースとタイツ立ち上げ。
2015年ラフォーレ原宿店オープン。
8月下旬ギャラリーを併設した高松店をオープン予定。
日本東京都武蔵野市境1−17−6
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