リアリー・リアリー・フリーマーケット

中央線沿線地域で様々なアートプロジェクトを展開するTERATOTERA（テラトテラ）と武蔵野プレイスは、この夏協働して、東京では初の試みとなる「リアリー・リアリー・フリーマーケット」をプレイス・フェスタ2017において開催します。
本企画では、誰もが良く知るフリーマーケットのように、お金が使われることはありません。かわりに交換されるのはモノやスキルや情報など。例えば、悩みをうちあけるかわりにそれを解決してくれそうな本を紹介してもらえたり、子供たちがこれまでで一番楽しかった思い出を話すかわりにいらなくなったおもちゃをもらえたり、健康についての相談をするかわりにそれに効くストレッチ方法を教えてもらえたり。ここは出店者が用意した様々なモノやスキルや情報が、お金ではない「なにか」によって交換されていく「Free=無料」なマーケットなのです。
現代社会を生きる私たちにとってお金はなくてはならないものです。食べるものも、着るものも、住むところも、お金なしで手に入れるのは容易ではありません。しかし、このリアリー・リアリー・フリーマーケットという試みには、お金という常識を一旦取り払うことで、人と人、あなたと私の間に、これまで気づくことのなかった新しい繋がりを導き出す可能性がたくさん詰まっているように思うのです。
「Free」という言葉には「無料」とは別に「自由」という意味もあります。あなたが持っている「なにか」を他の誰かの持つ「なにか」と交換しに、この本当に無料で本当に自由な市場＝リアリー・リアリー・フリーマーケットに、ぜひお気軽に遊びにいらしてください。

（TERATOTERAディレクター　小川希）

　リアリー・リアリー・フリーマーケット　
2017年7月22日（土）15:00-18:00
会場：境南ふれあい広場公園（武蔵野プレイス北側・東京都武蔵野市境南町2-3）

リアリー・リアリー・フリーマーケットと連動し、2つの特別展示とトークショーを開催します。
　EXHIBITION1：Aokid city meets Musashino Place.　
ダンスやパフォーマンスを主軸に、ドローイングや立体などの作品も発表しているAokidが武蔵野プレイス来館者やプレイス・スタッフから着想を得て制作した作品を展示します。※ゲリラパフォーマンスも予定。
日時：7月13日（木）〜7月30日（日）9:30〜22:00
会場：武蔵野プレイス 1階ギャラリー（〜7月28日）、3階スペースEほか
入場無料

　EXHIBITION2：Tokyo Really Really Free Store　
シンガポールでReally Really Free Marketを始動し、隔月で実施しているPost Museumの展示を開催。リアリー・リアリー・フリーマーケットを体験出来るコーナーも設置予定です。
日時：7月13日（木）〜7月30日（日）9:30〜22:00
会場：武蔵野プレイス 3階 スペースE
入場無料

　7/17(祝・月) Aokidによる関連企画　
第1部 『Aokidの海びらき！～君はもう、泳いでいる。～』
内容：ブルーシートを海に見立て、参加者と海を泳ぐパフォーマンスです。
日時：７月17日（月・祝）　午後３時～（45分間）
場所：境南ふれあい広場公園　屋外時計の下
対象：泳ぎたい気持ちがあれば、どなたでも
参加費：無料
定員：25名(申込不要、直接会場へ)
【Aokidからのメッセージ】ブルーシートが海やプールになる瞬間、できれば水着で飛び込みたい！もう一つの夏及び、海がある、広がる！

第2部 『初夏、Aokidとタップり踊るくんと音符ちゃん、むさしのプレイスのうた！』
内容：アーティストによる音楽Live＆ダンスパフォーマンスおよび参加者とともに
むさしのプレイスのうた（Aokid創作）を歌います。
日時：7月17日（月・祝）　午後7時～（60分間）
場所：境南ふれあい広場公園　正面玄関横のプレイスロゴ前
対象：どなたでも
定員：なし(申込不要、直接会場へ)
【Aokidからのメッセージ】よだまりえの歌！米澤一平のタップダンス！Aokidのアクション！
武蔵野プレイスの歌でお送りします！皆も！
※問合せは、武蔵野プレイス生涯学習支援係 TEL：0422-30-1901へ。

　TALK SHOW：コミュニティを築くアートとは　
Post Museumのメンバーであるジェニファー・ティオをゲストに招き、Really Really Free Marketを始めたきっかけやその意図、日本での感想を伺うトークイベントを開催します。（逐次通訳付き）
2017年7月22日（土）19:00-21:00　※荒天の場合は7月23日（日）に順延
会場：武蔵野プレイス 4階 フォーラム
ゲスト：ジェニファー・ティオ
定員：100名（RRFM出店者優先）
参加費：無料（応募不要、先着順。当日直接会場へお越しください。）

【参加アーティスト】

Aokid
東京造形大学映画専攻出身。ダンス作品やパフォーマンスを主に発表しながら一方でこつこつと絵や文章などを描きためて、まとめたり展示としても行う。TESなどのダンスカンパニーへの参加を経て、aokid cityという観客参加型パフォーマンス作品や、”どうぶつえん”というゲリラパフォーマンスイベントの企画も行っている。方法を試しては加えながら日々、変形と進化と退化の不安と希望の中にいるけどok。

Post Museum
シンガポール在住のアーティスト、ウーン・ティエン・ウェイとジェニファー・タオを中心に活動するアーティストグループ。社会問題を主軸に、アートを通し人と人とを繋ぐ場づくりのために様々な企画を実施している。世界各国で実施される、金銭を介さないフリーマーケット「Really Really Free Market」をシンガポールで始動し、各月で実施。そのほかにも、コミュニティやネットワーク形成に繋がる活動を継続的に実施している。

助成：